カブトムシの産卵
このページでは国産、外国産カブトムシの
産卵セットの組み方について解説します。
産卵セットその1
国産カブトムシに対して有効な産卵セットで、最も労力がかからないセットです。
メスの大きさや産ませたい数に応じたケース(とはいえ中ケース以上が望ましいです)を用意し、
その中にある程度加水したマットをケースの7~8分目くらいまで入れ、転倒防止用の
小枝や樹皮とエサのゼリー、そして交尾済みのメスを入れるだけです。
マットの水分量は「握った時にしっかり固まるくらい」が理想です。
握った時に水が指の隙間から滲み出るようでは加水しすぎです。
マットを固く詰める人もいますが、国産カブトムシは
「産卵する場所を自分で作る」という傾向があるため、固く詰めなくても問題ないのだそうです。
産卵セットその2
おおよその外国産カブトムシに有効な産卵セットです。
種類にもよりますがおおよそ国産のカブトムシより体格が大きいため、
大きめのケース(大ケース以上、場合によっては衣装ケース)が望ましいです。
(サビイロカブトなどのように小型の場合は小ケースでもOKです)
マットはぐーっと固詰めします。全体的にカッチカチに詰めましょう。
他は同様に転倒防止の材やゼリー、メスを入れます。メスが大きい場合は
大きめの材、ゼリーも多めを心がけると良いと思います。
産卵セットその3
主にヒナカブト種に有効な産卵セットです。
ヒナカブト種自体は小型なので小ケースでもOKです。
全体的な方法はその1の国産カブト向けのセットと同じであり
マットは押し固めても押し固めなくても問題はありません。
大きく異なるのは「マットの上に水苔を敷く」ことであり、メスはマットの中に
水苔を引き込んで産卵スペースを作り、そこに産卵するのだそうです。
水苔は100円ショップにも売られているので入手は簡単です。
マットの上に霧吹きなどで加水してしっとりさせた水苔を数㎝敷き、
あとはエサのゼリーとメスを入れればOKです。