ヘラクレスリッキー 飼育記録
学名:Dynastes hercules lychyi
主な産地:ベネズエラ、コロンビア、エクアドルなど
世界最大のカブトムシ、ヘラクレスオオカブトの亜種の1つです。
ヘラクレスヘラクレスと比べ胸角が細い、頭角の突起が1~2本と少ない、
頭角の先端がヘラのようになっているなどといった違いがあります。
胸角が太くなりやすいヘラクレスヘラクレスと比べるとやや迫力に欠ける部分もありますが、
体全体の大きさはほぼ同等と言っていいほどであり、迫力があります。
とあるゲームでは「ヘルクレスリッキーブルー」として登場したこともありますが、
これは「ヘラクレスオオカブトのリッキーという種の上翅が青白い個体」のことで、
そのような個体は非常に珍しく、数十万円の値が付くこともあります。
勘違いされがちですが、リッキーだけが青くなるというわけではなく、
ヘラクレスオオカブトはいずれの種も青くなる可能性があります。
その中でも出やすいのはヘラクレスヘラクレスの約5%であり、
それ以外のリッキーも含めた種の場合、出現率は1%~0.01%と言われています。
2024年4月20日 最後のチャレンジか
この日に産卵セットを確認したところ、
5個の卵を発見しました。
内2つは状態が悪そうでしたが、残りの3つは状態が良く、孵化しそうな気配です。
もう一度オスと交尾をと思いましたが、
大きな個体は前足の爪が欠けていたため、
状態の良い小さなオスと掛け合わせました。
実はこのメスは3回目の産卵であり、これが
最後の産卵になるかもしれません。
メスはしばらく表面をうろうろしていましたが、22日には潜ったのを確認しました。
約1か月後の5月25日に中の確認をします。
2024年6月26日 また会う日まで
6月に入ってから小さなオスが死亡し、
それから程なくしてメスも死亡。
掘り出しましたが卵はありませんでした。
大きなオスの様子を見ていましたが、
この日に亡くなっていました。
累代を続けることは出来ませんでしたが、
それでもたくさんの夢を見せてくれたので
満足しています。
現在は他に飼育している子が沢山いるので
一度飼育は中断します。